読者参加型ブログ 傾奇者 -3ページ目

本当は、、、、。

もう少し書けそうな勢いでしたが
細かく刻んでいきましょう。

始めにピッチあげると後が続かない(苦笑)

沙耶は書いてて小気味良い気分になります。
きっと京の字のような行灯タイプには必要な人なんじゃないかなぁ。

沙耶の描写をもう少し書き続けてもいいかなと思う反面、
物語の全体にうまく区切りの入れられるキャラクターとして
育てていくのも文章がしまっていいような気もしてます。

きっといい女です。
頭の中では「宮沢りえ」がイメージにあるかな。

そうさ、もうお江戸 設定2

無界屋(むかいや)
女主人「沙耶」が構える女郎屋
色街でも五本の指に入る繁盛ぶり
沙耶の気風の良さと揃える女の器量が物語ってる。

光陵先生(こうりょうせんせい)
無界屋の鳴り物の全てを修繕する馴染みの職人。
元は「沙耶」の稽古事の一切を手取り足取り
教えていた師匠でもある。

するめ(するめ)
「京の字」の
「沙耶」の好物
皿に出される大半は部屋に顔を出す沙耶が咥えていく。

沙耶(そうさ、もうお江戸)

沙耶(さや)

・女性

・30ぐらい

・色街にある「無界屋」のおかみ。
 元は店の看板だったらしい。
 仕事柄、情報通ではあるが、守秘義務の為非常に口が堅い。
 町方の偉いさんとか日本橋の豪商とか
 果ては参勤交代で江戸に来る都度お召しのある殿様があるとか
 噂には事欠かない。
 一方で本当に困った時は何とかして助けてくれる懐の深さがある。

 京の字との縁はいずれ物語の中で語られるであろう。

この人物に
もっと細かい設定を加える人はここにコメントで残してください。

本編 幕の一

昨日の夜半から降り続いてる雨は昼を過ぎた今も
地面に冷たく降り注いでいる。

普段ならこの頃合から支度に勤しむ女郎の姿や化粧師、反物屋の姿。
稽古場に向かう芸妓衆がいそいそと小股をちらつかせながら
通りを往来しているこの辺りのせっかくの光景も
この雨のせいで向かいの飯屋に残飯を恵んでもらうために
うろうろしているのら犬の姿しか見えない。

いつもこの時間は居座りの二階窓から下の通りを
往来する女の小走りを肴に物見酒を決め込んでるのが
おいらの愛する一興だ。

まだ白化粧もまとわぬ生身の娘衆の浮かれ気味な会話が
今日は寂しく響く雨粒の音に変わっている。

それもまた風情と言えば聞こえもいい。

下階からけたたましく上がってくる足音が邪魔に入る。

「京の字。開けるよ。」

足音の主はおいらのマブってわけじゃない。

昔はこの花街きっての花魁として名を馳せた女は
今じゃおいらの居座る無界屋の女主人だ。
江戸の粋を全身に纏っている様子は今でも変わらない。
目鼻立ちも良く、乱れ髪には何とも言えぬ色気も感じる。
今でも座敷で充分通用する有様だ。
そんな女主人との縁で二階の奥部屋を住処にしている。
飯泥棒、酒泥棒と悪態をつく日もあるが、追い出し喰らう
ことは未だ一度もありゃしない。

こっちの返事を聞きもせず襖を開けて入ってくる。

「京の字。ちょいと使い頼んでもいいかい。」

「なんだよ。ぶっきらぼうに。」

「この雨であたしゃ外に出たくないんだよ。」

そう言いながら。皿のするめに手をつけ紅で光った口に咥えた。

「おいおい。この冷たい雨に身を打たれて来いっていうのかい。」

何ともこいつの勝手な言い分にも腹が立ったが
なかなかどうしてこっちの性分を判りきってる女だけに
断る術を知らないのも情けない話だ。
暫くだんまりを決め込んで向居の旦那がのらに餌をやるのを
ちびちびやりながら眺めていると、肩にちょんと頭を乗せて同じ
光景を眺めながらも意識はこっちに寄せながら、

「頼むよ。京の字。」

そう言いながら口のするめをぷらぷらさせて
上目遣いな視線をおいらに向けてくる。

「どこ行きゃいいんだい。」

酒を啜りながら尋ねるとくすっと笑みを溢し

「そう言ってくれると思ったよ。この沙耶さんの頼み、
 無碍にする甲斐性なしじゃないもんね。」

と、小娘のような表情をする。

「お堀端の光陵先生に頼んである三味線を取ってきておくんなまし。」

「、、、、面倒。」

「そんなこと言わないでさぁ。」

甘え上手も世渡り上手、酸いも甘いも知った仲。
重い腰を持ち上げて、笑顔の沙耶に手を引かれ下階の玄関まで
連れて行かれる。大して酔いも残らぬまま
がらっと戸を開け表に出ると、意外に寒さは感じなく
妙に生温いとも思える風が顔を撫でる。

軒先の傘を広げしとしとと降る雨の中足早にお堀端へ向かった。



すみません。。。。。

しょっぱなからダウンしておりました。
熱っぽいのも治まってきたので本編書き始めます。

新たに参加いただいた方もいるようですね。

物語の進行と共に登場人物も多種多彩に渡ったキャラクターで
望む所存ですので終局を迎えるまで随時参加可能です。

みんなで楽しんでもらえる作品になるよう
がんばります。

よろしくお願いしますね。

うれしいな。

早くも参加表明&トラバしてくれる方が
現れてとてもうれしいです。

明日には本編の「序の口その2」UPしますね。

皆さんの考案された人物たちが動き出します!

おコメ返しも明日致します。

始めたばかりでなんですが、、、。

参加してくれる人いるのだろうか。。。。。
ちょっと不安でもあったりする。。。
いまなら主人公クラスになれますが。。。。。。
いかがなもんでございましょう。。。。。

京の字(そうさ、もうお江戸)

夢幻屋京之助(むげんやきょうのすけ)

・男性

・24歳

・散切り頭に派手な着流しを肩に掛け、
 女郎屋に住み着いてる貧乏浪人。
 ある事件をきっかけに物書きを始めた。

 通称:京の字

この人物に
もっと細かい設定を加えるならコメント残してください。

本編 序の口

これからはじまる物語は、、、、。

御天等さんのあたらねぇところで
世の中の有象無象を相手に睨み効かせていた
とんでもねぇ「奴等」の物語だ。

俺はこの物語を後世に残すためにこうやって
しがない物書きをしている。

「奴等」はこの先何があっても語られねぇ。

歴史に残されちゃいけねぇ話もあるってことだ、、、。

そもそもこの俺も「奴等」の在り様なんざ
知りもしなかった。

あの夜あいつに出くわすまでは、、、、。

そうさ、もうお江戸 設定1

物語の舞台は江戸。
一見、華やかに見えるこの町も
諸所至る所の裏では奇怪な事件が日々起きていた。

この事件の数々に
お上の直参として超法規的処置の元
挑んでいる特務機関があった。

8人のツワモノからなるその特務機関は

「えんま」と呼ばれ

世に蔓延る悪を成敗していくのであった。

この物語に参加する人は
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